かつてフィリップ・トルシエ元日本代表監督の通訳を務めた過去をもち、現在ジャーナリストとして活躍しているフローラン・ダバディ氏は、東京五輪開幕を間近に控える中、海外記者に関するデマや偏見に対して反応した。
日本国内では東京五輪を控える中、新型コロナウイルス感染拡大を懸念する声が上がっており、開催への機運は高まっていない。また、東京五輪・パラリンピック組織員会は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県にくわえて、北海道や福島県内で行われる競技に関しても無観客で開催することを発表している。
ダバディ氏は日本国内の大手メディアの報道に対して懐疑的な意見を投げかけているが、17日に自身のSNSを更新。「新宿と目黒、緊急事態とはいえ、小さなラーメン屋や居酒屋は昨夜も満員御礼でした。4人組たちがマスクなしにわいわいと楽しく集まっています」と緊急事態宣言が発出されている首都圏で目撃した光景を明かすと、「オリンピックの仕事のために大変なPCR検査と厳しい隔離、終日監視される海外記者がコロナを拡大させているデマをやめてほしいね」と海外記者に対する見方を改めるように求めた。
なお、東京五輪の開催を巡っては、日本代表DF吉田麻也が17日にノエビアスタジアム神戸で開催されたスペイン戦の試合後に有観客での開催を再検討するように求めるコメントを残しており、注目を集めている。
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