Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島退団のバトッキオ、メキシコ移籍が正式決定。家庭の事情が退団理由も…

クリスティアン・バトッキオ 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスを退団した元イタリアU21代表MFクリスティアン・バトッキオは、リーガMX(メキシコ1部)のウニベルシダ・ナシオナル(UNAMプーマス)への加入が正式決定した。15日、クラブ公式サイトが伝えている。

 バトッキオは今年2月にリーグアン(フランス1部)のスタッド・ブレストから徳島ヴォルティスへ完全移籍により加入。新型コロナウイルス感染拡大による新規入国規制もあり、4月中旬にチームへ合流すると、4月21日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節のヴィッセル神戸戦でデビュー。その後はJ1リーグ10試合、ルヴァンカップ1試合に出場。しかし、徳島ヴォルティスは今月15日に同選手が家庭の事情により、双方合意のもとで契約解除したと発表していた。

 ところが、ウニベルシダ・ナシオナルはバトッキオの獲得を公式発表。バトッキオ本人は数日後にメキシコの首都メキシコシティに到着する予定となっており、メディカルチェックを受けた上でチームに合流するという。

 また、メキシコ国内メディアの報道によると、ウニベルシダ・ナシオナルはメキシコ人MFフアン・パブロ・ビゴンが国内屈指の強豪UANLティグレスへ移籍したことにより、同選手の後釜としてバトッキオの獲得に踏み切ったとのことだ。

 なお、ウニベルシダ・ナシオナルは2020/21シーズンのリーガMX前期を2位で終えたことが国内で大きな話題を呼んでいたが、後期は18チーム中15位に沈んでいた。

 徳島ヴォルティスの退団理由が家庭の事情であっただけに、メキシコへの移籍決定にサポーターは複雑な感情を抱いているだろう。