レアル・マドリードはカルロ・アンチェロッティ新監督のもとで2021/22シーズンに臨むが、スペイン紙『アス』が15日に指揮官に求められる課題を指摘している。
レアル・マドリードはこれまで数多くのタイトルを獲得しており、2015/16シーズンから2017/18シーズンにかけてはUEFAチャンピオンズリーグ3連覇という偉業を成し遂げている。しかし、2020/21シーズンは多くの負傷離脱者を抱えたこともあり、無冠で終了。クラブ首脳陣はジネディーヌ・ジダン監督に対して続投を要請していたが、最終的にはジダン監督本人の意向を受け入れる形で退任を発表。後任として、アンチェロッティ氏を再び招へいしている。
その中、『アス』は2018年夏のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド退団以降、レアル・マドリードの得点力が低下していると主張。ロナウド在籍時は1試合あたりの平均得点が「2.66」であったのに対して、2020/21シーズンは「1.69」と大幅に減少したという。フランス代表FWカリム・ベンゼマを抱えているとはいえ、アンチェロッティ新監督には攻撃陣の強化が求められるようだ。
なお、長らくキャプテンとしてレアル・マドリードを支えたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、契約満了により退団。主力であるフランス代表DFラファエル・バランも今夏退団に向かっていることから、守備陣の再構築も必要である。
アンチェロッティは前回レアル・マドリードを率いた際、2013/14シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げている。ただ、今回はチーム内で多くの問題を抱えているだけに、前回以上に指揮官の手腕が試される。
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