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インテル、アーセナルDFと個人合意も…クラブ間交渉では平行線

エクトル・ベジェリン 写真提供: Gettyimages

 インテルはアーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンの獲得を目指しているが、同選手と個人合意に達したようだ。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在26歳であるベジェリンはアーセナルとの契約を2023年6月まで残している。しかし、本人は今夏退団を望んでいることから、契約延長のオファーを拒否していた。また、同選手にはアトレティコ・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているが、現時点ではインテルが争奪戦で優位に立っているという。

 その中、インテルは選手サイドと年俸350万ユーロ(約4億6000万円)による5年契約を結ぶことで合意に達した模様。くわえて、ベジェリンはアーセナルの幹部に対してインテルへの移籍を認めるよう求めている。

 インテルは先月末からアーセナルとの交渉を行っているが、現時点でもクラブ間合意には至っていない。インテルは買い取りオプション付きの1年レンタルによるオファーを準備しているが、アーセナルは2000万ユーロ(約27億円)の買い取り義務が付いた1年レンタルでの放出にこだっているという。

 なお、インテルはモロッコ代表DFアクラフ・ハキミをパリ・サンジェルマンに放出している。右サイドでレギュラーを張っていたハキミの後釜としてベジェリンの獲得に向かう中、今後はレンタル移籍の条項を巡って両クラブがどれだけ譲渡するのか注目が集まる。