明治安田生命J1リーグの浦和レッズは28日、DF藤原優大がJ2リーグのSC相模原へ育成型期限付き移籍により加入すると公式発表している。
藤原優大は青森山田高校在学中に全国高校サッカー選手権優秀選手に2度輝くなど世代屈指の有望株として注目を集める中、今季から浦和レッズへ入団。3月2日に敵地で行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節の湘南ベルマーレ戦でプロデビューを飾っていたが、この一戦で左眼窩底骨折という大怪我を負ったこともあり、その後は1試合の出場にとどまっていた。
同選手は浦和レッズを離れることについて「このたび、SC相模原に育成型期限付き移籍することとなりました。ルヴァンカップの2試合で浦和レッズのユニフォームを着てプレーすることができ、心から誇りに思っています。ただ、プロの世界は自分が思っていた以上に厳しい世界で、なかなかうまくいかず、プレーする機会は限られていました。SC相模原でも厳しい競争がありますが、1試合でも多くプレーするために、常に自分と向き合い、個人の成長とチームの勝利に全力で貢献します」
「また、プロサッカー選手として、人として、大きく成長して浦和レッズに帰ってくることが自分の目標です。そして、浦和レッズのファン・サポーターのみなさんに成長した姿を見てもらい、浦和レッズを世界的なクラブにできるような選手になります。SC相模原で結果を残して、浦和レッズに帰ってきます」とサポーターにメッセージを送っている。
また、SC相模原加入については「このたび、育成型期限付き移籍で加入することとなりました、藤原優大です。自分の武器は、ヘディングや気持ちのこもったプレーですので、1日も早くピッチの上で表現したいと思います。自分自身の成長ももちろんですが、まずはSC相模原の勝利のために全力でプレーし、たくさんのファン・サポーターに喜びを届けたいと思います」と意気込みを語った。
なお、浦和レッズの西野努テクニカルダイレクターは「チームの成長や発展と、選手個人の成長をともに追及していくために、クラブとして今回の決断をしました。10代から20歳過ぎまでの選手にとって成長スピードを上げるために最も重要なことは、真剣勝負の試合経験を数多く積むことです。藤原選手にとって今のベストな環境はなにか、という観点で、育成型期限付き移籍の形をとることになりました。SC相模原の高木監督からも今回強い要望がありましたので、新たな環境の中で出場機会を数多く勝ち取ってくれるという期待をもって選手をお預けしたいと考えています。成長して戻ってきて、今後の浦和レッズの戦力となってくれることを強く望んでいます」とコメントを残している。
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