リバプールを率いた過去をもつラファエル・ベニテス氏は、近日中にもリバプールのライバルクラブであるエバートンの指揮官に就任するようだ。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ベニテス氏は2004年夏にリバプールの監督に就任すると、1年目の2004/05シーズンにUEFAチャンピオンズリーグを制覇。翌2005/06シーズンにはFAカップのタイトルを獲得。2010年夏にリバプールを退団した後は、インテル、ナポリ、チェルシー、レアル・マドリードなど複数クラブで指揮を執っていたが、今年1月に中国スーパーリーグの大連一方の監督を退任して以降はフリーの身となっていた。
一方、エバートンは2019年12月からカルロ・アンチェロッティ氏がチームを指揮。今季は昨年末の時点でプレミアリーグ2位と好調を維持していたが、今年3月以降に勝ち点を積み重ねられず、10位でシーズンを終えていた。また、アンチェロッティはエバートンとの契約を2024年6月まで残していたが、レアル・マドリードからオファーが届いたことにより、今月1日付で解除。ジネディーヌ・ジダンの後任として6年ぶりにレアル・マドリードの指揮官に就任している。
エバートンはベニテス氏との契約締結で合意に達した模様。早ければ来週中にもアンチェロッティの後任として、エバートンの指揮官に就任することが正式決定するようだ。
なお、過去にリバプールとエバートンの両クラブを率いた指揮官はいない。また、多くのエバートンサポーターはSNS上でベニテス氏を歓迎しないメッセージを残している。
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