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タイ代表、西野朗監督の去就不透明に…W杯2次予選敗退後に連絡とれず

西野朗 写真提供:GettyImages

 ワールドカップ・ロシア大会で日本代表を率いた過去をもつ西野朗氏は、現在タイ代表指揮官を務めている。しかし、FIFAワールドカップ・カタール大会2次予選での敗退後、同氏の去就が不透明となっているようだ。26日、タイメディア『SMM SPORT』が報じている。

 西野朗氏はロシアW杯終了後に日本代表監督を退任すると、2019年7月にU-23チームと兼任する形でタイ代表監督に就任。昨年1月にはタイサッカー協会(FAT)と2022年1月までの新契約を結んでいた。

 タイ代表はカタールW杯2次予選のグループGでベトナム、マレーシア、UAE、インドネシアと対戦。今月のUAEにおける集中開催前の時点では2勝2分1敗、首位ベトナムから3ポイント差と最終予選進出の可能性を十分に残していた。しかし、UAEでの集中開催では初戦で格下のインドネシア相手にドローに終わると、UAEやマレーシアとの対戦で黒星。結局、勝ち点9の獲得にとどまり、カタールW杯出場の目標が叶わなかった。

 FATはカタールW杯2次予選終了をもって、西野朗監督を含めた代表チームのスタッフ一同と総括を行う予定を立てている。しかし、現時点で西野朗監督本人と連絡がとれていない模様。また、FATは同監督の去就について、解任するかどうか結論を出していないようだ。

 なお、西野朗監督と連絡がとれない事態を受けて、アヌラック・スリグゥート氏が暫定的に指揮官を務めることになっているようだ。