明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴでプレーしていたブラジル人MFロナウドの獲得をほぼ確実にしている。ただ、同選手の獲得に向かう前に、パラグアイ代表MFロベルト・ピリス・ダ・モッタにもオファーを提示していたようだ。25日、ブラジルメディア『O DIA』の元ジャーナリストが自身のSNSで情報を発信している。
モッタは2018年夏にCRフラメンゴへ完全移籍により加入。しかし、移籍1年目からレギュラーに定着することはできず、昨夏にスュペル・リグ(トルコ1部)のゲンチレルビルリイSKへ1年レンタルにより加入。昨季はリーグ戦で36試合に先発出場するなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。しかし、ゲンチレルビルリイSKは350万ユーロ(約4億7000万円)による買い取りオプションを行使しなかったため、今夏にCRフラメンゴに復帰していた。
モッタはCRフラメンゴとの契約を2022年12月まで残しているが、同選手には現在J1リーグで最下位に沈む横浜FCが年俸100万ドル(約1億1000万円)による2年半の契約でオファーを提示。しかし、モッタ本人はコパ・アメリカ2021の終了後に横浜FCよりも優れたクラブからオファーが届く可能性があると判断し、これを却下していた。
現地の情報によると、清水エスパルスもCRフラメンゴに対して200万ドル(約2億2000万円)を支払い、50%の保有権を取得するという条件でオファーを提示していた模様。しかし、今年6月にCRフラメンゴと契約満了となるロナウドが清水エスパルス加入を決断。これにより、一転して移籍金を要するモッタを獲得しない方針を固めたとのことだ。
ミゲル・アンヘル・ロティーナ体制のもと、昨季終了後に大型補強を敢行した清水エスパルスだが、今夏の移籍ウィンドウでも、多くのJリーグファンから注目を集めることになりそうだ。
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