Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島復帰が噂されたカイオ、中東移籍が既定路線に!ベンフィカで構想外

カイオ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属した過去をもつブラジル人MFカイオは、鹿島復帰が噂されていた。しかし、ポルトガルメディア『MAIS FUTEBOL』は24日、同選手がプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のベンフィカから現在レンタルにより在籍しているUAEのシャールジャFCへの完全移籍に近づいていると伝えた。

 カイオは2019年夏にUAEのアル・アインからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカへ加入。しかし、移籍後は公式戦わずか3試合の先発出場と厳しい立場に置かれ、昨年1月にUAEのシャールジャFCへ1年半のレンタル移籍により加わっていた。同選手は今季、リーグ戦で20試合に先発出場し5ゴール8アシストをあげているほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージでも全試合でフル出場している。

 カイオの去就について、今月はじめの時点では鹿島アントラーズが同選手の再獲得にむけてベンフィカとの交渉を開始したほか、他のJリーグクラブも関心を寄せていると伝えられていた。

 カイオはベンフィカの構想から外れているため、来季にむけての始動日である27日を前に予定されているメディカルチェックに参加しない模様。また、『MAIS FUTEBOL』は同選手がシャールジャFCへ完全移籍によりとどまる可能性が高いと報じている。

 なお、カイオは2011年に千葉国際高校に留学すると、2014年に鹿島アントラーズへ加入。プロ1年目から公式戦37試合に出場し9ゴールをあげるなど頭角を現し、2015年にはナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝に貢献している。