フィオレンティーナは17日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が双方合意の下で退任することを発表した。
2019年12月にナポリの指揮官に就任し、昨季はコッパ・イタリア優勝に導く手腕を披露したガットゥーゾ監督。しかし、今年1月下旬から不調に陥ったこともあり、クラブ上層部と軋轢が生じると、関係は最後まで修復せず。5月23日に行われたセリエA最終節のベローナ戦後に退任していた。その後、先月25日にフィオレンティーナの新指揮官に就任していた。
就任からわずか23日でガットゥーゾ監督が退任したことを受け、フィオレンティーナはクラブ公式サイトを通じて「フィオレンティーナとガットゥーゾは双方の合意の下、新シーズンを共にスタートさせないことを決定した。クラブはすぐにフィオレンティーナとフィレンツェにふさわしい結果に導く技術的な選択を特定するために取り掛かる」と声明を出している。
なお、イタリア『スカイ』によれば、ガットゥーゾ監督とフィオレンティーナ首脳陣は今夏の補強方針を巡って対立。ガットゥーゾ監督はポルトに所属するポルトガル代表MFセルジオ・オリべイラらの獲得を求めたが、フィオレンティーナ側は小規模な投資を考えており、最後まで溝は埋まらなかったとみられている。
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