ユベントスはバルセロナからボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチをレンタルで獲得する方向で検討しているようだ。4日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』やスペイン紙『スポルト』が伝えている。
現在31歳のピアニッチは、昨夏にブラジル代表MFアルトゥールと入れ替わる形でユベントスからバルセロナに完全移籍により加入。ユベントスではマッシミリアーノ・アッレグリやマウリツィオ・サッリから絶対的なレギュラーとして信頼を得ていたが、バルセロナでは公式戦13試合に先発出場にとどまっていた。
バルセロナの中盤では、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツやオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが主力を担っているほか、18歳のスペイン代表MFペドリの成長が際立っている。また、クーマン監督のもとで当初構想外となっていたU21スペイン代表MFリキ・プッチの今夏残留が濃厚となっている。くわえてロナルド・クーマン監督の来季続投が決まっており、ピアニッチは退団に向かっている。
一方、ユベントスは今季終了後にアンドレア・ピルロ監督を解任。3シーズンぶりにマッシミリアーノ・アッレグリ氏が指揮官に復帰しているが、同氏がピアニッチの再獲得を望んでいると伝えられている。
ただ、同選手がバルセロナとの現行契約を2024年6月まで残しているため、ユベントスは買い取りオプション付きのレンタルで獲得オファーを提示する可能性が高いようだ。
バルセロナで出場機会を大幅に減らしたピアニッチだが、自身のクオリティを最大限に引き出した恩師のもとで再起を図ることになるのだろうか。
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