バイエルン・ミュンヘンを今季まで率いていたハンジ・フリック氏は、バルセロナをはじめ複数クラブから関心を寄せられていたが、ドイツ代表監督就任でドイツサッカー連盟(DFB)と合意に達したようだ。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
フリック氏は昨季途中からバイエルンで指揮を執ると、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成。また、今季はUEFAチャンピオンズリーグではベスト8での敗退となったが、ブンデスリーガ9連覇を成し遂げていた。
ただ、同氏ははかねてからハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)との良好な関係にはないと伝えられると、17日に行われたブンデスリーガ第29節・ボルフスブルク戦後のメディアインタビューにおいて、今季限りで退団する意思を表明。また、バイエルンは現在RBライプツィヒを率いているユリアン・ナーゲルスマンの次期監督就任を先月末に公式発表していた。
フリック氏の去就を巡っては、ヨアヒム・レーブの後任としてEURO2020終了後にドイツ代表監督に就任する可能性が高い中、一部のスペインメディアはバルセロナがロナルド・クーマン監督の後任候補としてリストアップしていると報じていた。
しかし、『ビルト』は多くのクラブが招へいに興味を示す中、フリック氏がドイツ代表監督就任でDFBとサインを交わしたと報道。周囲では間もなく公式発表が行われるという見方が広まっている。
バイエルンで確かな手腕を発揮したフリック氏だが、FIFAワールドカップ・ロシア大会でグループステージ敗退を喫したドイツ代表の立て直しを託されることになった。
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