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ミランMFチャルハノール、ユベントス移籍で合意間近に!今夏残留の条件は…

ハカン・チャルハノール 写真提供: Gettyimages

 ミランのトルコ代表MFハカン・チャルハノールは今夏残留の噂が飛び交っていたが、一転してユベントス移籍で合意間近となっているようだ。14日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。

 現在27歳のチャルハノールは2017年夏にバイヤー・レバークーゼンからミランに加入。一時期は出場機会が減少していたものの、今季はステファノ・ピオリ監督から攻撃陣の中心選手として期待を寄せられる中で公式戦41試合に出場し9ゴール12アシストをマーク。スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとともに攻撃陣で必要不可欠な戦力となっている。

 ミランは今年6月で契約満了を迎える同選手との契約延長にむけて複数回にわたり会談を重ねている。しかし、クラブの年俸提示額が年俸500万ユーロ(約6億3000万円)という選手サイドの要求を満たしていないことから、現時点で両者は合意に達していない。

 また、チャルハノールの代理人は先月中旬メディアインタビューに応じた際にあくまでもミラン残留が最優先であることを明かしていた。しかし、ユベントスが年俸500万ユーロのオファーを提示。『カルチョメルカート』はチャルハノールがユベントス加入に近づいていると報じている。

 ただ、ミランは来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得する可能性が高いため、年俸の提示額を400万ユーロ(約5億3000万円)から増額して再度新契約のオファーを提示するものとみられる。

 リーグ戦残り2試合となる中、ミランやユベントス、ナポリ、アタランタによる来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を巡る争いが佳境を迎えている。今季ミランの上位躍進に大きく貢献しているチャルハノールの去就はセリエAにおける両クラブの成績に左右されるかもしれない。