明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は13日、仙田信吾代表取締役社長による公式声明を発表している。
サンフレッチェ広島は4月3日のJ1リーグ第7節・ガンバ大阪戦から今月30日に開催予定のJ1リーグ第17節・FC東京戦にかけて、週末のみならず毎週水曜日にも公式戦が組まれている。その中、4月7日に行われたJ1リーグ第8節・横浜FC戦を最後にリーグ戦での勝利から遠ざかっていたが、今月12日に敵地で臨んだ第20節・ガンバ大阪戦で白星を飾った。
リーグ戦で7試合ぶりに勝利をあげたことについて仙田社長は「私たちは今、J1クラブの中でも最も過酷な17連戦を強いられています。ACL組との対戦が私たちに集中したことが一番の要因です。選手も監督・コーチも水曜日と土曜日が果てしなく続く感覚ですが、それでも懸命に走りぶつかり戦ってくれています。戦術の見直しを迫られても、そのための満足な練習ができないでいます」と他クラブよりもさらに日程面で厳しいことが結果に影響しているという見解を示している。
東京オリンピック開催による中断期間の設定や新型コロナウイルス感染拡大の影響によるAFCチャンピオンズリーグ・グループステージの延期などにより、今季はすべてのJ1リーグクラブが過密日程での厳しい戦いを強いられている。
城福浩体制4年目を迎えているサンフレッチェ広島も、ここまでの戦いぶりは決して満足のいくものではない。しかし、昨季J1リーグ王者の川崎フロンターレ相手に敵地で勝ち点1をつかむなど、一定の手応えをつかんでいるだろう。
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