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ディバラ、来季CL出場権逃せばユベントス退団か!Cロナウドらとともに去就不透明

パウロ・ディバラ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラはかねてから今夏退団の可能性がささやかれているが、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権の行方に大きく左右されるようだ。29日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 ディバラとユベントスの現行契約は2022年6月までとなっているが、直近数カ月にわたり選手サイドと首脳陣はコンタクトをとっていないと伝えられており、両者は契約延長で合意に至っていない模様。また、先月末には新型コロナウイルス感染拡大の影響によりイタリア国内で夜間の外出禁止令が出ている中、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーの自宅でブラジル代表MFアルトゥールとともにパーティーを実施したことが問題となっていた。

 一方、ユベントスは新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり昨年下半期の損失額が1億1370万ユーロ(約147億)に膨れ上がっていることが明らかになっている。さらにクラブはUEFAチャンピオンズリーグで2シーズン連続ベスト16での敗退を喫しているほか、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃す危機に直面している。

 ユベントスは来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、8000万ユーロ(約105億円)の損失を抱えるものとみられ、現在3000万ユーロ(約39億円)以上の年俸を受け取っているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの去就が不透明となっている。その中、『コリエレ・デッロ・スポルト』は現在高額年俸を受け取っているディバラについても今季のリーグ戦における成績次第で退団に向かうと主張している。

 なお、ユベントスは今季リーグ戦残り5試合の時点で勝ち点66の獲得にとどまっており、ミランやナポリと勝ち点で並んでいる。ミラン、そしてインテルとの直接対決を控えている中、複数選手の動向にも注目が集まる。