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J1未勝利で最下位の横浜FC、下平隆宏監督の解任発表。後任は下部組織指揮官の早川知伸氏に

下平隆宏 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜FCは8日午後、下平隆宏監督の解任を公式発表している。

 下平隆宏は2019シーズン途中から横浜FCを率いると、同年にJ1リーグ昇格を達成。昨季は新型コロナウイルス感染拡大により変則的な日程の中でリーグ戦が行われる中、チームを15位に導いていた。しかし今季はJ1リーグ開幕節・北海道コンサドーレ札幌戦で5失点による大敗を喫し、以降も失点を積み重ねるとリーグ戦8試合を終えて1分7敗の最下位と苦戦を強いられている。

 下平隆宏はシーズン途中でクラブを離れることについて「横浜FCのファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様、いつも応援、サポート頂きありがとうございます。昨晩の試合後、GM、社長と話し合いの場を持ちクラブを離れることになりました。今季はJ1定着を目指し、トップ10入りを目標にしましたが、思うような結果を出せなかったことに強く責任を感じております」

 「ただ、選手、スタッフ、クラブスタッフとチーム一丸となり戦えたことは本当に誇りに思いますし、みんなには感謝の気持ちいっぱいです。横浜FCには2年と少しの在籍になりましたが、素晴らしい経験と沢山のいい思い出を作ることができました。本当に感謝しています。このクラブが好きになり愛着もありましたが、結果を出せずに、こういう形でクラブを離れるのは非常に心残りですが、これからも横浜FCというクラブが発展していくことを切に願っています。改めて、クラブ関係者の皆様、ファン、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、本当ありがとうございました。そして、これからも横浜FCをよろしくお願いします」とクラブ公式サイトを通じて関係者やサポーターにメッセージを送った。

 なお、横浜FCは下平隆宏の後任としてユースで指揮を執っていた早川知伸氏がトップチームを率いることもあわせて発表している。早川知伸氏は「横浜FCで監督をさせていただけることに感謝しております。2003年に選手として加入してから今年で19年目を迎えます。横浜FCは、自分自身にとって最高のクラブです。多くの仲間と出会い、素晴らしい経験をさせていただき、自分をここまで成長させてくれた最高のクラブです。この横浜FCへの想いは誰にも負けません。強い決意と覚悟をもって戦うことを誓います。よろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。