ミランやインテルなど複数クラブが獲得を狙っているトリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティは、今季終了後の去就が不透明となっているようだ。10日、イタリア紙『トゥットスポルト』がこれを伝えている。
現在27歳のベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦23試合に出場し11ール6アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮。また、リーグ戦では自身がピッチに立った全試合でゲームキャプテンを任せられているが、現在はPCR検査で新型コロナウイルス陽性と判定されたことにより自主隔離となっている。
同選手とトリノの現行契約は2022年6月に満了を迎えるが、契約延長に向けた動きが現時点で見られない模様。また、トリノのウルバーノ・カイロ会長は先日のメディアインタビューにおいてベロッティの契約に関して最善を尽くしたと主張しているが、『トゥットスポルト』は現時点でクラブ首脳陣が新契約のオファーを提示していないと主張している。
また、トリノはここまでリーグ戦24試合を終えた時点で勝ち点20の獲得にとどまっており、暫定ではあるもののセリエB降格圏の18位に沈んでおり、周囲ではベロッティの去就が今季の成績次第という見方が広まっている。
なお、ベロッティにはミラン、インテル、ナポリ、ローマなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せているほか、アトレティコ・マドリードも同選手の動向を注視しているようだ。
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