
明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属するブラジル人MFマテウスが今季にかける思いを語った。3日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
マテウスは2019年に大宮アルディージャから名古屋グランパスへ完全移籍により加入したものの、外国人枠の兼ね合いで出場機会に恵まれず、シーズン後半戦は半年間のレンタルにより横浜F・マリノスに在籍していた。しかし、横浜F・マリノスで好パフォーマンスを発揮しリーグ優勝に貢献すると、昨年に名古屋グランパスへ復帰。マッシモ・フィッカデンティ監督のもとでリーグ戦34試合に出場し9ゴールを叩き出すなど、2021シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献していた。
そして先月28日に敵地で迎えたJ1リーグ開幕節・アビスパ福岡戦では開始早々に先制ゴールを決めると、後半には相手守備陣のミスをものにして追加点を奪い、チームに勝利をもたらしている。同選手はブラジルメディアのインタビューにおいて「開幕戦でチームの力になれて幸せだよ。名古屋グランパスの一員であることが嬉しいし、今年は僕のキャリアで最も素晴らしいシーズンになるための要素がすべてある。個人的な目標としては、たくさんゴールを決めることだね。自分にできることをすべてやってチームを助けるよ」と語っており、確かな手ごたえを覗かせている。
名古屋グランパスは昨季終了後にFW柿谷曜一朗やFW齋藤学、DF木本恭生、DF森下龍矢らを獲得している。チーム内の競争はよりし烈なものになるが、それでも左サイドを主戦場とするマテウスには自らのドリブル突破から多くのチャンスを演出することが期待される。
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