セレッソ大阪、破談報道から一転DFチアゴの獲得確実に！移籍金は3700万円に

　明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のセアラーSCに所属するブラジル人DFチアゴ・パグヌサットを獲得できるようだ。26日、ブラジルメディア『o Gol』が伝えている。

　チアゴは昨年、バイーアからセアラーSCに加入すると、主力として公式戦32試合に先発出場し、本来のパフォーマンスを発揮していた。その中、セレッソ大阪は直近数シーズンにわたりディフェンス陣を支えていたDFマテイ・ヨニッチが中国スーパーリーグの上海緑地申花に完全移籍したことにより、同選手の後釜としてチアゴの獲得を公式発表していた。

　しかし、一部のブラジルメディアは日本政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い新規入国を規制を強化していることから、現時点で労働ビザを取得できていないことに加えてセレッソ大阪がセアラーSCへ移籍金の支払いを完了していないと報じていた。

　周囲でチアゴ加入が破談となる可能性がささやかれていたが、『o Gol』はすでに両クラブが合意に至っていることから、同選手の日本行きは既定路線であると主張。また、セレッソ大阪はチアゴの保有権の60%を有するセアラーSCに対して35万ドル（約3700万円）を支払うようだ。

　なお、セレッソ大阪は27日にJ1リーグ開幕節・柏レイソルに臨む。昨季までヴィッセル神戸に在籍していたブラジル人DFダンクレーを獲得しているものの、メンバーが入れ替わったディフェンス陣に不安を抱えているかもしれない。