明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪が獲得を公式発表しているブラジル人DFチアゴ・パグヌサットの去就は3月はじめにも決着がつくかもしれない。22日、ブラジルメディア『Diario do Nordeste』が報じている。
チアゴは2011年にクリシューマECでプロデビューを果たして以降、アトレチコ・ミネイロやバイーアなど複数ブラジル国内クラブを渡り歩くと、昨年にバイーアからセアラーSCに加入。同クラブでは公式戦32試合に先発出場するなど、主力としてチームを支えている。その中、セレッソ大阪は直近数シーズンにわたりディフェンス陣を支えていたDFマテイ・ヨニッチが中国スーパーリーグの上海緑地申花に完全移籍したことにより、同選手の後釜としてチアゴの獲得を公式発表していた。
しかし、日本政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い新規入国を規制を強化しており、現在でも労働ビザが発給されていないことからセレッソ大阪がまだ移籍金の支払いを行っていないものとみられる。これにより、チアゴは公式発表後もセアラーSCの一員として公式戦に出場しており、20日に行われた第37節・コリンチャンス戦でもピッチに立っていた。
セアラーSCはすでに1部リーグ残留を決めていることもあり、チアゴをはじめ複数選手に一足早く休暇を与えている模様。そして、クラブ首脳陣は3月1日に同選手と会談を行うものとみられ、周囲では2022年12月まで契約期間を残している同選手の今後について話し合われるという見方が広まっているようだ。
ヴィッセル神戸を昨季限りで退団したブラジル人DFダンクレーの緊急獲得に踏み切ったセレッソ大阪だが、チアゴ獲得が破談になる可能性は依然として残されている。
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