明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスに加入したブラジル人DFカカの契約内容について14日、ブラジルメディア『Superesportes』が報じている。
カカは2019年にクルゼイロの下部組織からトップチーム昇格を果たすと、昨シーズンはリーグ戦で22試合に出場していた。その一方で一部のブラジルメディアは給与未払いによる問題を抱えていたことにくわえて、Jリーグの複数クラブがオファーを提示するなど水面下でし烈な争奪戦を繰り広げていると報じていたが、徳島ヴォルティスが14日の新体制発表会で獲得を決めたことを公式発表している。
同選手と徳島ヴォルティスは2024シーズン終了後までの4年契約で合意に達した模様。また、徳島ヴォルティスはクルゼイロに対して移籍金200万ドル(約2億1000万円)を支払って70%の保有権を取得したものとみられる。
なお、カカの去就を巡っては昨年にブラジル国内のみならず、ロシアの強豪CSKAモスクワやメジャーリーグサッカー(MLS)のポートランド・ティンバーズなど国外クラブも獲得オファーを提示していたが、選手サイドはこれらをすべて却下していたようだ。ディフェンス陣の補強が今冬のマーケットにおける課題となっていた徳島ヴォルティス首脳陣は、この将来有望なブラジル人選手がチームに多大な力をもたらすことを期待しているはずだ。
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