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鹿島アントラーズMFアラーノ、元同僚との関係に「僕が日本に来た時、最初に話したのは…」

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人MFファン・アラーノがJリーグ参戦を決断した背景を明かしているようだ。12日、ブラジルメディア『GZH COLORADO』が報じている。

 現在24歳のアラーノは2017シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のインテルナシオナルSCでトップチーム昇格を果たした後、2019年にコリチーバへのレンタル移籍をへて昨年1月に鹿島アントラーズへ完全移籍により加入。昨シーズンは公式戦30試合に出場し4ゴールをあげるなど、主力としてカルロス・ザーゴ監督から確かな信頼を寄せられている。

 同選手は母国メディアのインタビューにおいて、鹿島アントラーズでジーコTD(テクニカルディレクター)とともに仕事をしていることについて感想を聞かれると「鹿島アントラーズにはこれまでつねにブラジル人選手を擁しているという歴史がある。ジーコはこのクラブのみならず、日本サッカー界全体において偉大な存在だ。それに彼はたくさんアドバイスをしてくれるし、とても助けになっているよ。彼がどのような人物であるのか僕から説明することはない。そんな彼とともに仕事していることがとても幸せだね」と喜びをあらわにしている。

 また、現在川崎フロンターレに在籍している元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンとの関係について「ダミアンとはインテルナシオナルに所属していた時に一緒にプレーしていたし、つねに連絡を取り合っていた。とても良いやつだよ。(Jリーグの)多くのクラブはブラジル人選手を抱えているし、(日本にいる)誰にとってもアウェイに感じているから僕たちは仲良くしている。だけど、ダミアンと連絡をとる頻度は他の選手よりも多いね。彼が日本でうまくやれていることが嬉しいよ。僕が日本に来た時、最初に話したのは彼だね。僕のことをとても助けてくれたよ」と感謝の言葉を残している。

 昨シーズン無冠に終わった鹿島アントラーズは、今冬のマーケットでブラジル人MFジエゴ・ピトゥカやMFアルトゥール・カイキを獲得するなどさらなる選手層の強化を行っている。ザーゴ監督のもとでタイトル獲得を目指す中、来日2年目のアラーノにさらなる飛躍が期待される。