明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはアトレチコ・ミネイロへレンタル移籍により加入していたブラジル人DFブエノの復帰する可能性が高いようだ。13日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
ブエノは高校時代に来日すると、千葉国際高校(現翔凜高校)を卒業後の2014年に清水エスパルスに入団する。出場機会が限られたことにより、翌2015シーズンにヴィッセル神戸へ期限付き移籍により加入した後、2016年に鹿島アントラーズへ完全移籍。加入当初は分厚い選手層を前にレギュラーに定着できなかったものの、徳島ヴォルティスへの期限付き移籍をへて2019シーズンに公式戦23試合に出場し一皮むけた印象を与えていたが、昨夏にアトレチコ・ミネイロに加入していた。
同選手はアトレチコ・ミネイロ加入後、公式戦9試合の出場にとどまっており、昨年12月6日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)第24節・インテルナシオナル戦以降はピッチに立っていない。『グローボ』はアトレチコ・ミネイロの来季にむけた戦力の入れ替えに関する記事を掲載しているが、チーム内でのポジション争いで厳しい立場にあるブエノについてはレンタル期間の早期打ち切りにより退団すると予想している。
なお、一部のブラジルメディアが伝えるところによると、アトレチコ・ミネイロはレンタル料として鹿島アントラーズに150万レアル(約2900万円)を支払っている模様。また、ホルヘ・サンパオリ監督はブエノの残留を望んでいたものの、クラブ首脳陣は650万レアル(約1億2600万円)による買い取りオプションは行使しない決断を下したものとみられる。
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