明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は30日、タイのムアントン・ユナイテッドでプレーしていたベトナム代表GKダン・バン・ラムの加入を公式発表した。
ロシア系ベトナム人であるダン・バン・ラムは2019年2月にベトナムのハイフォンFCからムアントン・ユナイテッドへ加入。移籍1年目から正守護神に定着すると、2020シーズンはここまでリーグ戦12試合に出場しているが、移籍の可能性が飛び交い始めた12月中旬以降はベンチ外となっている。同選手の去就を巡っては、タイ国内のクラブのみならずロシアや日本のクラブも関心を寄せる中、セレッソ大阪が争奪戦を制したと年明けに現地で報じられていた。
ただ一方で同選手の代理人がムアントン・ユナイテッド自身のSNSアカウントにおいて金融面で違反があったとして国際サッカー連盟(FIFA)の規定に基づき同クラブとの契約解除を行ったことを発表。これに対してムアントン・ユナイテッド側が反発するなど事態が混沌としている中での獲得決定となっている。
ダン・バン・ラムはセレッソ大阪加入について「私がセレッソの一員になれる事、アジアの最高峰のリーグでプレイする事はとても光栄です。これは私のキャリアの中でとても大きな一歩となりました。近い将来、ベトナム人選手の需要はさらに高まると確信しています。ベトナム国に感謝を捧げます。そして、セレッソのファンの皆様に会える事、プレーを見せられる事を楽しみにしています」とコメントを残している。
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