サッスオーロは現在ジェノアにレンタル中のDFジャンルカ・スカマッカを復帰させ、今月中に放出しない意向を固めたようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
スカマッカは2017年にサッスオーロでトップチーム昇格を果たすと、クレモネーゼやPECズヴォレ、アスコリへレンタル移籍。そして昨年10月には1年レンタルによりジェノアに加入すると、クラブが2部降格圏内に低迷する中で公式戦16試合に出場し6ゴールをあげるなど充実したシーズンを送っている。
サッスオーロとの契約期間を2023年6月まで残している同選手の去就を巡っては、かねてからローマやミランなど複数クラブが関心を寄せる中、ユベントスが獲得にむけてサッスオーロとのクラブ間交渉を複数回にわたって行っていた。また、先日にはユベントスが2200万ユーロ(約27億7000万円)による買い取りオプションが付帯された半年レンタルでオファーを提示したものの、サッスオーロは2500万ユーロ(約31億5000万円)を求めていると伝えられていた。
しかし、サッスオーロはジェノアがスタッド・レンヌのFWエムバイェ・ニアンを獲得することが確実になったことからスカマッカを復帰させる模様。また、ユベントスのほかにもパルマが獲得に動いていたが、他クラブへ放出しないという決定を下したようだ。今冬のマーケットにおいて前線のバックアッパー確保が課題となっていたユベントスとしては、移籍市場閉鎖直前での獲得失敗となっただけに大きな痛手だろう。
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