セリエAのフィオレンティーナは7日、レンタルにより加入していたFWパトリック・クトローネがウルバーハンプトン・ワンダーラーズに復帰したことを公式発表している。
クトローネは2019年夏にミランからウォルバーハンプトン・ワンダーラーズへ完全移籍するものの、プレミアリーグで出場機会を増やすことができず、昨年1月にフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加わっていた。それでも昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていない。くわえて、6日に行われたセリエA第16節・ラツィオ戦ではベンチ外となっていた。
一方、ウルバーハンプトンは前線の主力であるメキシコ代表FWラウル・ヒメネスが昨年11月29日に行われたプレミアリーグ第10節・アーセナル戦で頭蓋骨骨折という大怪我を負ったことによって長期離脱を強いられており、ヒメネスの代役としてクトローネに白羽の矢を立てていた。
ミランでのプロデビュー当初は将来のイタリア代表を背負うストライカーとして注目を集めていたクトローネだが、プレミアリーグの舞台でかつての輝きを取り戻すことはできるのだろうか。
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