5日、第99回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝4試合が行われ、矢板中央、青森山田、山梨学院、帝京長岡の4校が勝利し、ベスト4進出を決めた。同大会で多用されるロングスローがSNS上で話題となり、賛否両論の議論が繰り広げられているようだ。
今大会では、青森山田や山梨学院、矢板中央など複数のチームがロングスローから得点するシーンが目立っている。3日に行われた3回戦で青森山田はDF内田陽介のロングスローから3得点を奪い勝利。5日に行われた準決勝でも同校は内田のロングスローから得点した。同大会での相次ぐロングスローにSNSでは「ロングスローばかりで面白くない。正直、ロングスローは嫌い」といった批判の声が挙がった。しかし、その一方で「ロングスローも立派な戦術。ルール違反でもないし、ちゃんと練習している」といった声もあり、賛否両論となっているようだ。
青森山田がロングスローから得点を重ねることを受け、同校出身でヴィッセル神戸MF郷家友太は自身のTwitterに「どんな形でもゴールはゴール。 使える武器は使う。 ロングスローから3得点。 さすがです」と投稿した。青森山田は過去の高校サッカー選手権でも、いわてグルージャ盛岡DF原山海里や関東学院大学DF鈴木琉聖など、ロングスローを武器とする選手が出場した。同校には戦術の1つとして浸透しているようだ。
ロングスローが物議を醸した今大会は9日、11日に準決勝、決勝が埼玉スタジアムで行われる。準決勝、決勝では、新型コロナウイルス感染拡大による影響で政府が今週中にも緊急事態宣言を発令する方針であることを受け、無観客での開催が決定した。今大会を制するのはどこの高校になるのだろうか。ロングスローと共に注目していきたい。
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