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セレッソ大阪のクルピ新監督、すでにブラジルを出国も新型コロナウイルス感染拡大により…

レヴィー・クルピ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪を2021シーズンから率いるレヴィー・クルピ監督はすでに母国ブラジルを後にしているようだ。1日、ブラジルメディア『DIARIO INDUSTRIA&COMERCIO』が報じている。

 セレッソ大阪は2020シーズン、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督のもと強固な守備組織の構築に成功したこともありリーグ戦4位で終えていたが、クラブ首脳陣は4度目となるクルピ氏の招へいを決断。また、今オフはDF木本恭生や背番号「8」をつけていたFW柿谷曜一朗が名古屋グランパスに移籍するなど主力の流出が相次ぐ一方、日本代表MF清武弘嗣とは新たに3年契約を結んでいる。

 周囲から編成面で賛否の声が上がる中、ブラジルの複数メディアが報じるところによると、クルピ氏は現地時間2020年12月31日の夜に日本に向けて出国したようだ。しかし、日本政府は新型コロナウイルスの変異種が国外で広がりを見せていることを踏まえ、水際対策として2020年12月28日から2021年1月31日まで原則として全世界からの新規入国を停止する措置を講じている。

 関東地方を中心に再び感染が広がる中、Jリーグ界でも外国人選手がチーム本隊への合流に遅れが生じる可能性が指摘されるなど、来シーズンに臨むにあたり様々な問題を抱えている。MF原川力やDF進藤亮佑、オーストラリア代表FWアダム・タガートをはじめすでに複数の新戦力を獲得するなどメンバーの入れ替えを積極的に行っているセレッソ大阪の首脳陣にとっても、クルピ氏の合流時期について不安を抱えているかもしれない。