明治安田生命J1リーグの横浜FCは22日午後、ジェフユナイテッド千葉からFWクレーベを完全移籍で獲得したことを公式発表した。
クレーベはポルトガルのエストリルから2019年にジェフユナイテッド千葉へレンタルにより加入。移籍1年目の昨季はレギュラーとしてJ2リーグ36試合に先発出場し17ゴールをマーク。しかし今季は21試合の先発出場で7得点にとどまり、ベンチ外となることも多かった。
同選手は横浜FCの一員となったことについて「私のキャリアの中で、大きな意味を持つ瞬間を迎えることができ、とても嬉しく思います。横浜FCの選手としてプレーすることは、私にとって間違いなく素晴らしい経験になるでしょう。 横浜FCのユニフォームに袖を通し、三ツ沢のピッチでサポーターの皆さんと共に戦える日を楽しみにしています。1日でも早くチームや横浜の街、新しい生活に慣れ、皆さんと共に大きな成果をあげられるようにベストを尽くします。 どんな時も選手、サポーターが一丸となり、チームの目標達成へと向かっていきましょう。応援よろしくお願いいたします」と喜びの言葉を残している。
一方、2シーズンにわたり在籍したジェフユナイテッド千葉に対しては「サッカーは刺激的だ。だからこそ全ての瞬間を楽しまなくてはいけないと思う。サッカー界の大先輩達は言う“サッカー選手は短命だ” と」
「サッカーは愛に溢れていて、尚且つダイナミック。もし誰かが、『彼は、着ているこのクラブのユニフォームに対して愛がない』と言っていたら、声を大にして否定したい。私は、集中力・献身と決意を持つ事によって、その愛情が育まれ、そして確固たるものになると肌で感じました。ただ我々選手には、始まりと終わり。というサイクルが常に付きまといます。なので、少しばかり早いですが、このクラブに最大限の感謝の意を伝えたいです。二年ではありましたが、沢山の思い出とゴールを作る事が出来ました。それは、沢山のプロフェッショナルな方々が自分の周りにいたおかげだと思っています」
「信じられない程の素晴らしい経験や感動的な事が沢山ありました。悲しい事も。悲しい事とは?それはクラブの目標である、クラブがいるべき場所へ、返り咲かせる事が出来なかった事。ただ、私は胸を張ってここを出ていきます。この場を借りて、このクラブに関わる全てのスタッフに感謝申し上げます。貴方達がいたおかげで、色々な事を成し遂げる事が出来ました。心の底から感謝しています」
「サポーターの皆様と市原・千葉市民の皆様へ。私達家族にとって暮らしやすく、そして温かいこの町の虜になりました。私の家族と仲良くしてくれて本当に有難うございました。ご懇情は一生忘れません。そしてサポーターの皆様。みなさんが私に与えてくれた愛、私のチャントを歌うみなさんの声やリズムは間違いなく苦しい時の“燃料”になりました。一生忘れません。きっと、思い出す度に哀愁を感じる事でしょう」
「すぐまた会えるよ。これで私は間違いなく、ジェフのサポーターの一員です。ずっと応援しています。アリガトウ。ジャ、マタネ」とクラブ公式サイトを通じて熱量のこもったコメントを残してクラブを後にした。
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