アメリカのビジネス誌『Forbes』が発表した2020年世界的アスリートの長者番付(2019年6月~)によると、トップ100位以内に2人の日本人がランクインしている。
大阪なおみ:29位:40億円
大阪なおみはなんと、同じくテニス界のセレナ・ウイリアムスを抑えて女性アスリートとして世界一の長者となった。日本だけでなく世界中のテニスファンから注目を集めている。Nike、日産、P&Gなどのグローバル企業と契約。
錦織圭:40位:39億円
世界的にもトッププレイヤーとして注目される錦織圭は40位にランクイン。日清食品、アサヒ、JAL、ナイキ、NTT、Uber、ユニクロなどの企業と契約。
100位以内に2人の日本人テニス選手がランクインした理由としては、テニス観戦に訪れる客層が一般的に高所得であることが考えられる。そのため、スポンサーも一流の大企業で、トップ選手とタイアップしてブランドをテニスファンにアピールしている。
今回は、同誌長者番付によるサッカー選手のランクと、『BonusFinder』が発表した「日本人スポーツ選手の男女別年収ランキングトップ10」を紹介する。
日本人スポーツ選手男女別長者番付
男性選手では、1位の錦織以降は、田中将大、ダルビッシュ有、菊池雄星、前田健太などのメジャーリーガー組が目立つ。サッカーでは本田圭祐、香川真司の海外組がトップとなった。
大阪なおみ以外の女性選手では、ゴルフの渋野日向子、卓球の石川佳純、スキーの高梨沙羅、サッカーの熊谷紗希などがランクインした。
サッカー選手の長者番付
それではForbes誌の長者番付に戻り、サッカー選手だけを見てみよう。100位のうち、合計31人がサッカー選手で、上位にはお馴染みの顔ぶれが揃う。総収入は「スポンサー収入+競技での収入」となっている。
Forbes誌での順位 | 選手名 | 国籍 | 総収入 |
2位 | クリスティアーノ・ロナウド | ポルトガル | 1億500万ドル(約112億円) |
3位 | リオネル・メッシ | アルゼンチン | 1億400万ドル(約111億円) |
4位 | ネイマール | ブラジル | 9550万ドル(約102億円) |
34位 | モハメド・サラー | エジプト | 3510万ドル(約38億円) |
36位 | キリアン・ムバッペ | フランス | 3380万ドル(約36億円) |
46位 | アンドレス・イニエスタ | スペイン | 2960万ドル(約32億円) |
49位 | メスト・エジル | ドイツ | 2870万ドル(約31億円) |
50位 | ポール・ポグバ | フランス | 2850万ドル(約30億円) |
56位 | オスカル | ブラジル | 2750万ドル(約29億円) |
60位 | アントワーヌ・グリーズマン | フランス | 2670万ドル(約29億円) |
日本人サッカー選手は?
残念ながら100位以内にランクインした日本人はテニス選手の2人だけのようだ。サムライフットボーラーの長者番付総収は以下だ。
本田圭祐:10億円
本田は今年2020年からブラジル・リオデジャネイロを本拠地にするボタフォゴに移籍。2018~19年はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレイして、18試合で7得点を上げている。2019年11月にはオランダのフィテッセに移籍するも、出場わずか4試合で退団となった。
香川真司:9億円
スペインのサラゴサ所属の香川真司は2019/20シーズン後、チームの財政難とEU圏外選手枠の問題から契約を解除されてしまったようだ。
熊谷紗希:2000万円
なでしこジャパン、サッカー日本代表の熊谷は2013年からフランス・リヨンを本拠地とする女子サッカークラブ、オリンピック・リヨンでプレイ。2020年女子チャンピオンズリーグ(CL)ではリヨンが優勝で5連覇を達成。熊谷は決勝点を決め、世界各国のメディアからも注目を浴びた。
まとめ
2020年は新型コロナウイルスの影響でスポーツ界は大きな打撃を受けた。Jリーグ、欧州サッカー、テニスのウインブルドン、プロ野球、MLB、NBAなどは、中止、または無観客でのプレイを余儀なくされ、チームの運営、選手の収入にも大きな影響を与えている。2020年も残りわずか。数か月前に比べて状況は回復したものの、ソーシャル・ディスタンシングは今しばらく続きそうだ。
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