連日報じられているアーセナルのトーマス・パーテイ(アトレティコ・マドリードのガーナ代表MF)獲得。同選手の父親がアーセナルと交渉中だということを認めたが、代理人は様々な憶測に対してけん制するコメントを残している。
移籍の実現性は別として、アーセナルにパーテイは必要なのだろうか。今回は各成績をアーセナルの選手たちと比較してご紹介する。
守備面
パーテイの特徴の1つに、タックル回数の多さが挙げられる。1試合平均で2.5回は、かなりの高水準だ。これを超える選手はアーセナルにただ1人で、ダニ・セバージョスが2.7回を記録している。続いて、ルーカス・トレイラが1.9回、グラニト・ジャカが1.8回。マテオ・ゲンドゥージが1.7回となっている。
また、パーテイはタックルの成功率も高い(69.4%)。この数字にアーセナルで唯一張り合える選手がジャカで、64.3%を記録している。
インターセプトに関してパーテイを上回っている選手はトレイラただ1人だ(1試合平均2.0回)。パーティは1.6回で、ゲンドゥージが1.5回、セバージョスが1.2回、ジャカが0.7回と続いていく。
パスとドリブル
パーテイは1試合平均で0.8回のチャンスを演出している。攻撃的ではないMFとしては十分な数字だろう。アーセナルではセバージョスが1.5回で最多となっており、トレイラが0.9回でパーティをわずかにリード。ゲンドゥージ(0.7回)とジャカ(0.6回)はパーテイを下回る結果となった。
ただ、パーテイはパスの成功率(83.1%)において最低の数字となった。トレイラ(87.9%)、ジャカ(88.1%)、ゲンドゥージ(88.2%)、セバージョス(88.9%)とアーセナルの選手たちは悪くない数字を記録している。
しかしながら、パーテイはダイナミックなドリブルでその短所をカバーすることができるかもしれない。パーテイは1試合平均で2.2回のドリブルを成功させており、アーセナルの中盤で最も高いセバージョス(1.6回)を大きく上回っている。
ゴールとアシスト
ゴールとアシストはパーテイに期待される部分ではないかもしれないが、今シーズンは2ゴールを記録している。ただ、アシストは0で、920分間で1ゴールに絡む計算となっている。
アーセナルでは、セバージョスが456分間で1ゴールに絡む活躍。トレイラが686分間で1ゴール、ゲンドゥージが1591分間で1ゴール、ジャカが1908分間で1ゴールにそれぞれ絡んでいる。
パーティはアーセナルに?
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