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コンテ監督はラウタロ・マルティネスを欠かせない存在に進化させた
スパレッティの解任、またはイカルディのパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍は間違いなくラウタロ・マルティネスにステップアップのチャンスを与えた。しかし、彼をネラッズーリの欠かせない存在に進化させたのは2019年5月31日にインテルの監督となったアントニオ・コンテだ。
先ほども述べたが、ラウタロ・マルティネスはセンターフォワードとして起用され続けてきた。そして、それは彼のベスト・ポジションではないと思われる。
彼は2トップの一人として最も力を発揮できるのだ。それを考えると、コンテが使う3-5-2というシステムはラウタロ・マルティネスにピッタリだし、側にロメル・ルカクのような非常にフィジカルの強い選手がいることで彼はこれまでのシーズンよりも自由に動けることができ、相手DFを混乱させる存在となった。
ラウタロ・マルティネスの愛称は「エル・トロ(牡牛)」。愛称通り、どんなボールにもアタックし、競り合いにも臆さない。泥臭く、ゴールを奪ってやるという彼のメンタルはコンテ監督が作り上げているインテルにとても重要なことだ。そして、ラウタロ・マルティネスはコンテという実力のある監督に信頼されたことで、さらにパフォーマンスを上げている。
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バルセロナへの移籍は十分考えられること
しかし、ラウタロ・マルティネスというインテルの重要な存在は、今年の夏にこのクラブを離れるかもしれない。イタリアの新聞『コリエレ・デロ・スポルト』はバルセロナが本気で彼を狙っていることを報じた。また、この取引の裏にはリオネル・メッシのリクエストがあるという噂も流れている。
確かに最近のチャンピオンズリーグ(CL)でのパフォーマンスは、ラウタロ・マルティネスが高いレベルの試合でも活躍できることを証明した。そして、アルゼンチン代表の試合ではすでにメッシとコンビを組み、得点まで挙げている。
ハングリー精神、ガッツ、勝利へのこだわりなど、ルイス・スアレスの後継者を必死に探しているバルセロナにとってピッタリのプロフィールだろう。
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