サッカー観戦により、新型コロナウイルスの感染が広まった恐れがあるようだ。スペイン紙『アス』が報じている。
日本時間20日にサン・シーロ（ミラノ）で行われたチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦のアタランタ対バレンシア。報道によると、この試合を観戦するためにスペインから訪れた4人のバレンシアサポーターが、新型コロナウイルスに感染した患者と似た症状を訴えたようだ。
4人のサポーターは検査を受けており、地方政府の指示の下、外出を控えているという。ただ、新型コロナウイルスに感染しているかどうかは不明で、インフルエンザなど他の疾病に罹患している可能性も十分にあるという。
バレンシア疾病衛生局のエルメリンダ・バナクロチャ副局長は「聞き取り調査と検疫を行い、ミラノでの滞在期間から詳しい症状と発症時期を調査します。その結果から、更なる検査の必要性を検討します」とコメントしている。
サッカー観戦で新型コロナウイルスに感染したとなれば、各国リーグ戦や欧州カップ戦が中断を余儀なくされるだろう。これ以上の大ごとにならないことを祈るばかりだ。
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