J1リーグ第1節、湘南ベルマーレ対浦和レッズの試合が21日に行われ2-3でアウェイの浦和レッズが勝利を収めた。
湘南のホーム、Shonan BMWスタジアム平塚で行われたホーム開幕戦。湘南のスターティングメンバーには、大物外国人選手のタリク・エルユヌシ、12年ぶりに復帰した石原直樹が名を連ねた。
試合を動かしたのは、12年ぶりに帰ってきた石原。試合開始早々の7分にネットを揺らし、ホームの湘南が先制に成功。ただ、浦和もベテランFW興梠慎三が汰木康也からのクロスを押し込み、前半の内に同点に追いついた。すると、そこから3分後には再び山中のクロスを今度はレオナルドが沈め、前半の内に逆転に成功する。
1-2で迎えた後半、66分に湘南が試合を振り出しに戻す。鈴木冬一がアーリー気味に入れたクロスに、大外で山田直輝が反応。DFのマークを外して放ったヘディングシュートは、ネットに吸い込まれた。
湘南はゴールの7分後に再びチャンスを迎える。浦和DF鈴木大輔がエリア内でハンドを取られ、湘南がPKを獲得。しかし、期待の新戦力エルユヌシがこのPKを失敗し、再逆転のチャンスを不意にしてしまった。
同点のまま迎えた85分。PKを失敗したホームの湘南に悲劇が待っていた。左サイドでボールを持った途中出場のクエンテン・マルティノスが逆サイドの関根貴大にロングパスを送ると、関根はボックス内にドリブルで侵入。DFのプレスをかいくぐり左足で放ったシュートはゴール右隅に吸い込まれた。
試合は関根のゴールが決勝点となり、浦和が開幕戦を2-3の勝利で締めくくった。ホームで開幕戦を迎えた湘南にとっては、ほろ苦い1敗となった。
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