Jリーグ ALL

2020明治安田J1リーグのランキング大胆予測(4位〜1位)

松原健 写真提供: Gettyimages

1位:横浜F・マリノス(2年連続明治安田J1リーグ優勝)

2019結果:1位/2020注目選手:仲川輝人、マルコス・ジュニオール

もちろん、1位は横浜F・マリノスだろう。2017年と2018年に優勝した川崎フロンターレは、J1での王者防衛が可能だということを証明した。アンジェ・ポステコグルー監督率いる横浜が2019年の偉業を繰り返し、2020年に再びタイトル獲得することが目に浮かぶ。

優勝の材料は揃っている。アンジェ監督は2019年に素晴らしいチームを作り上げた。マルコス・ジュニオール、遠藤渓太、喜田拓也など彼に育てられたメンバーが、2020年に向けてもほぼ残っている。さらに、オナイウ阿道(元浦和レッズ)と水沼宏太(元セレッソ大阪)という2選手の加入で、前線と中盤の切れ味が増すと思われる。エリキとエジガル・ジュニオのローン契約延長、そしてチアゴ・マルティンスとテーラトン・ブンマタンがレンタルから完全移籍となったことも、移籍期間に見られた素晴らしい動きだった。

横浜F・マリノスサポーター 写真提供: Gettyimages

新たに加入したオナイウは、レノファ山口と大分トリニータで素晴らしい期間を過ごしており、エリキや仲川輝人を十分にカバーするだろう。セレッソから獲得の水沼は、中盤にさらに強度を加えるだろう。鹿島アントラーズに渡った広瀬陸斗以外には、シーズンオフ中にクラブを離れた大事な選手はない。このJ1優勝チームはさらに着実に強くなっている。

富士ゼロックススーパーカップで横浜は神戸に敗れる結果となったが、PK戦で終わったこの勝負は、どちらが勝ってもおかしくなかった。この順位予測が正しければ、今年は横浜と神戸によるJ1タイトル争いが見られる。もちろん東京と川崎もタイトル候補としてこれに絡むこととなるだろう。

昨年よりも厳しいタイトル争いになることが見込まれ、横浜にとって2020年は長くて辛いシーズンになると思われる。しかし、アンジェ監督率いる戦士は2020年もリーグ王座を防衛できると予測する。そして、これからも移籍市場で適切な動きをし続けながら、今回のようにキープレイヤーを保持することができれば、日本で新しいサッカー王朝を作り上げることにも成功するかもしれない。

ページ 4 / 4

名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

筆者記事一覧