2019年の終わりが近づき、シーズンも中盤戦に突入。順位表も少しづつ形を整えている。苦しむクラブがここから大きな変化を生み出すには、冬の移籍市場での効果的な補強が必要不可欠だ。
今回はクラブとしての目標を達成するために、冬の移籍市場での補強が必須な5つのクラブをご紹介する。
ミラン
第14節までを終えて5勝2分7敗と、最早ビッグクラブとは呼べない戦いぶりを見せているミラン。中でも致命的な問題は、深刻な得点力不足だ。14節を終えて17失点は、そこまで悪い数字ではない。ただ、13得点は18位のジェノアさえ下回る数字だ。
クシシュトフ・ピョンテクの想定外の絶不調が、ミランを苦しめている現状。チーム内のトップスコアラーがサイドバックのテオ・エルナンデスというのが事態の深刻さを物語っている。今夏の移籍市場ではストライカーの補強が必要不可欠だ。
アーセナル
ミランと同じく、プレミアリーグでビッグクラブと呼び難い戦績を残しているのがアーセナルだ。ミランちは対照的に、特にディフェンス面に問題を抱えている。直近公式戦5試合では9失点を記録している。
そんなアーセナルはCBの補強が不可欠と言えるだろう。ユベントスの2人のCB、ダニエレ・ルガーニやメリフ・デミラル。バルセロナで苦しい立場にあるサミュエル・ユムティティなど、実力が評価されているCBを最低でも1人は獲得したいところだ。
マンチェスター・ユナイテッド
少しづつ状態を上げてきてはいるが、依然として強豪らしからぬ成績なのがユナイテッドだ。目標であるCL出場権の獲得には、新たな戦力が必要不可欠だろう。
現在のユナイテッドに足りないのは、攻撃時のオプションだ。特に、前線にターゲットになれる選手がいないため、攻撃の形を限定されてしまっている。獲得が噂されるマリオ・マンジュキッチなど、高さと強さを持ったストライカーを獲得すべきだろう。
トッテナム・ホットスパー
監督交代により、復調の兆しを見せ始めているトッテナム。ただ、第15節までを終えて5勝5分5敗と、昨シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)決勝まで勝ち進んだチームとは思えないような成績を覆すには至っていない。
そんなトッテナムの補強ポイントは右サイドバックだ。セルジュ・オーリエが退団の意思を見せており、カイル・ウォーカー=ピータースもピリッとしないパフォーマンスが続いている。また、かつてはプレミアリーグで最も堅牢と言われたCB陣も高齢化が進んでおり、補強が必要なポイントとなっている。
アトレティコ・マドリード
最終ラインの主力であったディエゴ・ゴディンとリュカ・エルナンデスを夏の移籍市場で失ったアトレティコ。しかしながら、第15節までを終えて10失点と相変わらずの堅守を見せつけている。問題は攻撃面だ。
ジョアン・フェリックスという将来的にも計算できる選手を獲得したが、アントワーヌ・グリーズマンの穴を埋めきれていないのが現状だ。問題解決の策があるとすれば2つ。エディンソン・カバーニのような多彩さと得点力を持つストライカーの獲得か、ゴールを直接的に生み出せるサイドアタッカーの獲得が必要だろう。ディエゴ・シメオネ監督はアルバロ・モラタに信頼を寄せているが、彼のプレーの幅は決して広くはない。
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