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バレーボールとサッカー…共通点が意外と多い?

写真提供: Titan Volleyball Youtube Channel

ラグビー、バレーボール、そしてサッカーのおかげで日本国民は楽しい一時を過ごしています。私ももちろんそうです。どこに行ってもスポーツの話ができて、イタリアに戻った気分です。

数日前、友達とバレーボールとサッカーについて面白い会話をした。友達は若い頃ずっとバレーボール部に入っていて、バレーボールがこの世の一番面白いスポーツとずっと語っていた。細かい戦術のことを語りながら「サッカーと全然違う」とずっと言い続けた。

私はテレビでバレーボールを見るのが好きですが、細かい戦術のことは完全に素人…しかし、彼の話を聴きながら、サッカーのセットプレーに共通するポイントが頭の中に浮かんだ。

写真提供: Gettyimages

全員で守備をする

バレーボールの基礎の一つは選手全員が守備をすること。6人の役割はもちろん違います。ブロッカーは直接スパイクを防ぐ、そしてその後ろにいる選手は全てのコースを予測して、守備的なスタンスを取る。

サッカーのコーナーキックの場合は似たような守備をする。身長の高い選手はキーパーの近く、ゴールエリアでヘディングの防ぐ。バレーボールでサイドからのスパイクが決まる可能性が高くて、注意しなきゃいけないように、サッカーではニアーポストとファーポストの守備が命懸け。そこをきちんと守らないと、失点の可能性が一気に高くなる。

また、守備の仕方はいろいろだが、残りのサッカー選手もセットプレーの守備に重要な役割を果たしている。ペナルティマークの近くに置かれる選手は相手が気持ち良くヘディングスタンスに入らないようにブロックをしたり、ボールをだれよりも早くクリアしたりする。そして、エリア外に置かれる選手はだれよりも早くこぼれ球を拾うなどの役割がある。セットプレーの守備をサボる選手は一人もいない。

写真提供: Gettyimages

相手選手をマークするのではなく、ゾーンで守る

私のバレーボールのイメージでは一人の選手が徹底的にマークされるより、ゾーンまたはコースを守るパターンが多い気がする。セッターがスパイカーに上げたボールのよって、ブロッカーの動きもその後ろに立っている選手の動きも変わる。

昔、サッカーはマンマークのスポーツでしたが、今はバレーボールのようにゾーンで守備するチームが一番多い。セットプレーの時、選手たちは上げられたボールのコースを予測して動く。サッカーの場合もディフェンダーが飛ぶタイミングがとても大事になる。

また、バレーボールのミドルブロッカーとサッカーのセンターバックの動きも似たようなものです。ミドルブロッカーがサイドの攻撃を予測したら、スライドして、仲間を手伝いに行く。センターバックも状況とサイドバックの動きによって、スライドしたりする。両方のポジションには「状況の読み」が一番重要なことという感じがする。

写真提供: Gettyimages

一番強い選手だけはマンマーク

しかし、とんでもない強い選手が試合に出場すると、話は違う。余裕を与えるわけにはいかない。それでサッカーにもバレボールにもその選手を厳しくマークする作戦に出ることがある。バレーボールでは監督が前もって試合の流れを予測し、選手のロテーションを考える。また、一人の強いウイングスパイカーに大して、2人、または3人の壁を作るように指示したりする。

サッカーのセットプレーも似たようなものです。基本的にゾーンで守って、ボールだけを気にする。しかし、ヘディングの強い選手を相手に、一人の選手がマンマークにつくことも多い。

まだまだ共通点がいっぱいありそうです。みなさんはどう思いますか?是非ご意見お聞かせください。

名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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