代表チーム フィンランド代表

数学の先生がフィンランド代表、成長の秘密だった…

写真提供: Gettyimages

ヨーロッパのサッカーの強い国に囲まれているのに、フィンランドのサッカーはなかなか強くならない。ユーロにもワールドカップにも参加できない状況が続いている。しかし、今年のフィンランド代表はユーロの予選で以上に頑張っていて、本大会で出場できる可能性が十分ある。これが実現すれば、歴史に残る出来事になる。ここまでフィンランド代表を育てたのは2016年12月から監督になったマルック・カネルバのおかげです。

数学の先生から代表監督に

彼はスウェーデンのヘルシンキで小学校の先生に勤めながら、サッカー選手もやっていた。1998年にサッカーを引退し、先生の仕事だけに力を注いだ。数学と体育を教えていた彼は子供が生まれてから、趣味で子供のコーチもし始めた。

しかし、2003年に大きな決意をした。先生を辞めて、監督の仕事を本当の仕事にして、サッカーで生きていこうと決めた。フィンランドの一部の小さいクラブで結果を残してから、なんとフィンランドU-21にスカウトされた。そして、カネルバが指導した選手たちはそのままトップチームの選手になり、サッカー協会は彼に代表監督の役割を与えた。

カネルバがフィンランド代表監督になったのは2016年12月です。監督になってからフィンランド代表が魔法かけられたのように、結果を出し始めた。しかし、選ばれた選手が前と変わったわけじゃない。むしろ、フィンランド代表の柱であった二人の選手が代表を引退した。イタリアのベネヴェントに所属しているペルパリム・ヘテマイは自ら代表をやめた。そして、ロシアのロストフで所属しているロマン・エレメンコはドーピングが原因で、2年間プレーできなかった。

それにも関わらず、フィンランド代表はカネルバの元でとんでもないスピードで力をつけている。現在ユーロの予選グループJで2位です。国は以上に盛り上がり、市民はカネルヴァのこと「進化の男」と呼んでいるそうです。実際にカネルバのメソッドをみてみましょう。

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シンプルなシステムを購入

カネルバがトップチームに呼ばれる前に、ハンス・バッケが代表監督だった。彼の元にフィンランド代表がずっと馴染んでなかった。バッケには6つの違うシステムを使っていて、一緒に練習できる時間が限られている代表選手にとっては以上に混乱するメソッドだった。試合の中でもそれが表れていた。2年前までフィンランド代表はピッチの中で何をやりたいということさえ、プレーに表すことができなかった。

カネルバはバッケと違って、シンプルな4-4-2しか使わない。普段4-4-2はクオリティのないチームがよく使っていて、とてもわかりやすいシステムです。DFを固まって、カウンターを狙うためによく使われている。しかし、カネルヴァの4-4-2は以上に攻撃的で、彼が監督になってから、フィンランドのシュート率が一気に上がった。2018年に行われたUEFAネーションズリーグの途中まで、1試合のシュート数の平均は19シュート以上だった。

カネルバが自分の選手のポテンシャルの信じてないから4-4-2を使っているのではない。シンプルな戦略の中で、選手たちが考えすぎずに、全ての力を発揮できるように、このシステムを使っている。また、選手たちがシステムを完璧に理解できた今、チームを成長のために4-4-2を少し変化して、5-4-1や4-4-1-1にもトライしている。

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カネルバの一番の良さは選手とのコミュニケーションにもある

カネルバが監督になってから、最も変わったことは代表の雰囲気です。カネルヴァの一番いいところ聞かれるときに、選手たちは同じことを答える。「グループの精神を強くしようとしていることだ」と。

カネルバ自身もヘルシンキ大学で受けたインタビューでこう語った。「代表監督に選ばれた時、私たちはどんなことをして、世界一になれるかと考え始めた。まずはどのチームよりも一体感があるチームにならなきゃいけない。なので、私の最初の役目は選手がお互い信頼し合うグループを作ることです。もちろん監督と選手の信頼も大事です。選手が監督を信頼すると、考えることを教えてくれて、成長する。信頼しないと、選手は何も話してくれない。そして、監督はその選手を強くするために何すればいいのがいつまでもわかりはしない」

カネルバが選手を鍛えているのはピッチの中だけではない。選手たちに試合を分析させたりもしています。そういったミーティングを開く時は監督と選手だけではなく、代表のスタッフ全員が参加します。また、合宿の時はカネルヴァはいくつかのテーマを決めて、選手たちをペアで考えさせたりもするそうです。

このやり方でまずユーロ、そしてワールドカップに出場できれば、カネルバ監督が今まで以上サッカー界で評価され、ビッグクラブの監督にも選ばれる可能性が出てくるだろう。

名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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