ポール・ポグバ
ネイマールに近い状況にあったにがポグバだ。代理人のミノ・ライオラ氏は「クラブはずっと前からポールの気持ちを理解している」と発言。メディアはレアル・マドリードへの移籍とユベントス復帰の話題を繰り返した。
最終的にユナイテッドに残留したポグバだが、ユナイテッド退団を望んだ理由は明らかとなっていない。ただ、クラブがポグバを売却するスタンスでなかったのは明らかだった。
スールシャール監督は「我々は選手を放出するスタンスをとっていない。オファーも来ていない。代理人は様々な話題を放つけどね。今までもそうだった」と移籍期間の序盤に語っている。また、「ポールはプロフェッショナルだ。チームから離れたいという雰囲気を見せたことはないし、クラブのために全力を尽くしている」とポグバについて語っていた。
ハメス・ロドリゲス
バイエルン・ミュンヘンでのローン期間を終え、レアル・マドリードに復帰したハメス。ユベントスやアトレティコ・マドリード、ナポリなどが移籍先候補に挙がっていた。
中でも、ナポリ移籍の噂は大きな話題となり、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は「アンチェロッティはハメスを獲得してほしいようだ。私には彼が100%必要な選手かはわからない。ただ、私の仕事は監督の希望にこたえることであり、ハメスが素晴らしい才能の持ち主であることも間違いないだろう」と語っていた。
ナポリとマドリードの交渉が決裂に終わった理由は経済面だろう。資金に余裕のないナポリはローンでの獲得を望んだが、マドリードは完全移籍という方針を崩さなかった。
アトレティコとユベントスには資金に余裕があったが、アトレティコはジョアン・フェリックス、ユベントスはアドリアン・ラビオなどを獲得し、ハメスを獲得することはなかった。
ガレス・ベイル
今夏の移籍市場で最も注目を集めたと言えるのがベイルだ。移籍期間が始まった際にジダン監督は、ベイルが構想外であるということを明言した。ただ、高額な年俸がネックとなり、現実的な移籍先は中国に絞られた。江蘇蘇寧との交渉は順調に思われたが、土壇場で破談。移籍の話はお釈迦になった。
現実的に残留が濃厚となったタイミングでジダン監督は「ベイルは重要な選手」と発言。約1ヵ月前とは180度違う評価を下している。結局ベイルはリーグ開幕戦から3試合連続で先発出場。チーム内屈指の働きを見せている。なんとも皮肉な事実だ。
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