アジア

『小規模クラブを躍進させる手腕。タイサッカーの発展に貢献する男、村山哲也』

写真提供: 写真提供: サムット・プラカーン・シティFC

質問5:今シーズンの成功に驚いている?

FT:順位表の下位にいることが予想されていたサムット・プラカーン・シティですが、村山監督とチームはその予想を覆しました。優勝争いができるポジションにいます。サポーターとメディアは驚きでいっぱいです。

M:私は驚いていません。シーズン開幕前に、トップ5という目標を立てました。私たちチームもそれに賛成しました。私はシーズンが始まる前から、トップ3に入れると思っていました。ミーティングが終わったときに、周囲の人間には伝えていました。

ただ、当時強化部長だった村山監督とクラブが決めた目標に自信を持てなかったスタッフもいたという。

M:上層部にも、コーチングスタッフの中にも目標に対して自信のない人がいました。しかし、良いサッカーができるようになり、結果も出始めるとクラブ全体の雰囲気が変わりました。

M:今シーズンの目標はシーズン開幕前の目標(トップ5)に到達することです。私たちのサッカーを信じてきたからこそ、ここまで来ることができました。それ以上のことを考えると余計なプレッシャーが発生すると思ったので、選手にタイトルや優勝の話は一切していません。選手が日々のトレーニングで少しづつ成長していくことが第一です。

質問6:西野タイ代表監督に対する期待は?

FT:ガンバ大阪時代の同僚である西野朗氏がタイ代表監督に就任しました。西野監督に対する期待を教えてください。

M:まず、もう1人の日本人がタイに来たのはとても嬉しいことです。西野さんとはガンバ大阪で同僚でした。有名な監督で、ブラジル代表に勝ったこともあります。

西野監督は村山監督が指導するサムット・プラカーン・シティの練習を見学したようだ。2人は日本のサッカーとタイのサッカーの違いについて話し合ったという。

M:タイと日本では、練習の仕方が異なります。タイで学んできたことを彼に伝えました。西野さんにはタイサッカーを成長させる力があると思います。

村山監督が率いるサムット・プラカーン・シティは、魅力的なサッカーでトップクラブを脅かし続けるだろう。今後も村山監督の活躍を追い続けたい。


 

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名前:菊池大将
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