ロシアW杯ではベスト16、アジアカップでは準優勝と我らが日本代表は世界との背中を徐々に縮めつつある。今月からはコパ・アメリカという森保ジャパンの真価を問う大きな機会が訪れようとしている。
重要な大会を前にして、今回は今シーズン欧州クラブで活躍したサムライを3人紹介したい。
吉田麻也
年齢:30
クラブ:サウサンプトン
吉田はサウサンプトンのディフェンダーとして7シーズン目となった。もちろんチームにとって欠かせない存在になったことは言及するまでもない。
今シーズンリーグ戦17試合出場とコンスタントに出場機会を得ることができた。
シーズン序盤は得点力不足が原因で中々勝ち点を積み上げることができず、マーク・ヒューズ監督を14節で解任。ラルフ・ハーゼンヒュットル新監督へ交代後チームは復調を見せ残留争いに打ち勝った。新監督就任後は3バックの一角として吉田はセインツ守備陣をリードする役割を担った。日本代表でも率先してコーチングを行う姿勢がプレミアリーグでも生かされた格好だ。
長谷部誠
年齢:35
クラブ:アイントラハト・フランクフルト
長谷部は2018年のロシアW杯を最後に日本代表を引退したが、引退後もベテランらしい調整能力を振りかざしフランクフルトの飛躍に貢献した。ブンデスリーガ7位、ヨーロッパリーグではベスト4に終わったが後に優勝することになるチェルシーを追い詰めた。申し分ない成績だろう。
長谷部はシーズンを通してヨビッチ、レビッチへの正確なロングフィードを最終ラインから供給し、時には自らの的確な攻撃参加でフランクフルトの攻撃を手厚くさせた。
また守備時においても体格差を感じさせない球際の対応やゴールラインギリギリで身体を張ったブロックでキーパー顔負けの守備をし、チームの幾度となく窮地から救った。
酒井宏樹
年齢:29
クラブ:オリンピック・リヨン
酒井は出場試合こそ昨シーズンを下回る27試合に着地したが、チームとの連携も強化され昨シーズンを上回る1ゴール4アシストをマーク。チームもリーグ・アン5位と強豪であることを改めて示した。
柏レイソル時代で培った正確なアーリークロスを武器として提げてフランスに戦いの場を移した酒井だが、今ではそんな武器など必要ないほどにサイドバックとしてヨーロッパを戦い抜く術をマルセイユで身につけた。
そんなバージョンアップした酒井を37節のトゥールーズ戦では目にすることができる。この試合1ゴール1アシスト。決定力やカウンターへの飛び出しなどすべて高水準である。ともにリーグ・アンを戦う昌子源の前で先輩の意地を披露する形になった。
酒井宏樹の好プレー集!
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