2018/2019シーズン、プレミアリーグも終盤戦に差し掛かった。昨季と比べてチーム力がアップしたクラブがあれば、思うような結果が得られていないクラブもある。そこで今回は、昨夏の移籍市場で加入した選手の中で、大きく期待を裏切る形となってしまった選手をご紹介したい。
モハメド・エルユヌシ
所属:サウサンプトン
移籍金:1600万ポンド
スイスのバーゼルから移籍してきたノルウェー代表のウインガー。現在アヤックスで活躍するドゥシャン・タディッチの後釜として獲得され、大きな期待が寄せられた。しかし、ここまで公式戦18試合に出場して、ゴールもアシストもゼロ。タディッチがアヤックスのUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト8進出に大きく貢献しているだけに、サウサンプトンのサポーターはとても損をした気分になっているだろう。
ジャック・ウィルシャー
所属:ウェストハム・ユナイテッド
移籍金:ゼロ
昨年7月、アーセナルを契約満了で退団した元イングランド代表のウィルシャーは、移籍金ゼロでウェストハムに加入。その能力を高く評価するマヌエル・ペジェグリーニ監督のもとで再起を誓っていた。期待通り、開幕戦から4試合連続で出場を果たすことに成功した、9月から左足首の手術で長期離脱。第14節のニューカッスル戦で復帰を果たすも、今度は右足首を負傷。以降、戦線離脱が続いており、今季の出場時間はわずか339分のみにとどまっている。移籍金ゼロとはいえ、現時点での貢献度は低いままだ。
マキシム・ル・マルシャン
所属:フラム
移籍金:3000万ポンド(ジャン・ミシェル・セリ含む)
フラムは最悪のシーズンを送っている。31試合消化時点で4勝5分22敗、降格圏の19位に沈んでおり、もはや残留の可能性はほとんど残されていない。今季の補強を振り返ってみると、素晴らしい補強となったカラム・チャンバースを除いて、ほとんど失敗だったと言える。そのなかでも、ニースから加入したDFマキシム・ル・マルシャンは深刻だ。彼が先発しなかった試合の平均失点数が1.84ゴール、先発した試合が平均2.55ゴールと大きく悪化している。もちろん選手個人の問題だけではないが、影響を考えたくもなるスタッツが残っている。
アダマ・ディアカビ
所属:ハダースフィールド
移籍金:900万ポンド
昨シーズン、リーグ最下位の得点数と攻撃陣のタレント不足に苦しんだハダースフィールドは、開幕前にイサーク・ムベンザ、ラマダン・ソブヒ、そして、フランスのモナコからアダマ・ディアカビを獲得した。しかし、補強は明らかな失敗に終わった。新加入の3選手ともゴールはなく、最近では試合にすら絡めていない。アダマ・ディアカビの今季成績は12試合出場、0ゴール0アシストだ。
ジョー・ハート
所属:バーンリー
移籍金:350万ポンド
元イングランド代表の守護神もマンチェスター・シティ退団後は苦しいキャリアを送っている。シーズン開幕からゴールマウスを守っていたが、トム・ヒートン復帰後は出番なし。2019年に入ってからは1試合も出場していない。前半戦の成績は19試合出場で41失点。その間、バーンリーはわずか3勝、勝ち点12と苦しんだ。もちろん、ゴールキーパーだけの責任ではないはずだ。しかし、トム・ヒートンが復帰してからバーンリーは息を吹き返した。チームにとっては、この結果が全てだろう。
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