現役時代のローマ一筋のキャリアを送っていたフランチェスコ・トッティ氏の人生がどうやらイタリア国内でテレビドラマ化されるようだ。現地時間19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。
トッティ氏は自伝『Un capitano(一人のキャプテン)』を9月27日にリリースしているが、なんとこれがイタリア国内でベストセラーに輝くほど絶大な人気を誇っている。
これを受けて自伝を手掛けた作家であるパオロ・コンドー氏とトッティ氏本人は、自伝の内容を文字のみで伝えるのではなく、映像によって伝えるというアイデアに取り掛かっているようだ。
当初は映画制作を行う予定だったが、同氏の40年に渡る人生をわずか90~120分という時間では伝えきることができないと判断した模様。そこで新たなアイデアとしてテレビドラマ化が生まれている。
そのテレビドラマ化にあたって、各エピソードにおいて各々異なった映画監督に制作を依頼する方向で調整している模様。映画監督は自分のスタイルで表現しやすいトッティの人生の一部を選び、そのエピソードのみ作成するというものである。非常に難易度の高い企画であるものの、実現が不可能ではないと言われている。
ただもう一つの大きな課題としてキャスト選びがあるようだ。「フランチェスコ・トッティ」を知らないイタリア人はほぼ皆無であるため、国民が納得する主演を選ぶことは複雑だと言われているようだ。
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