
インテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの妻であり、かつ代理人を務めているワンダ・ナラさんは今夏に他クラブが同選手の獲得に乗り出していたことを明かしている。現地時間4日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
イカルディは昨季、リーグ戦34試合に出場し29ゴールを挙げ、ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモビーレとともに得点王に輝いていた。また5月中旬に行われた最終節におけるラツィオとの直接対決では後半に同点弾を叩き込むなど、クラブの来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献していた。
その同選手を巡っては、以前からレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなどメガクラブがこぞって獲得に興味を示していると伝えられていることに加え、ワンダ・ナラさんが「彼の契約解除金を支払う準備ができているビッグクラブがいくつかある」と発言するなど去就が不透明となっていたものの、インテル残留を果たしている。
ただワンダ・ナラさんは「ユベントスから唯一コンタクトがあったけど、彼はそのユベントス相手に7ゴールを決めている。ユベントスは彼の動向を注視していた。しかしチャンピオンズリーグ制覇のために、クリスティアーノ・ロナウド獲得が彼らにとっての優先事項だった」と語っており、イタリア王者が獲得に動いていたことを明かしている。
さらにワンダ・ナラさんは「私はナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長とも会った。彼はすごく良い人だった。映画のことからフットボールのことまで幅広い話題について話した」と語っており、ナポリも同選手の獲得に関心があったことをうかがわせるようなコメントを残している。
水面下で様々な動きが行われていると伝えられていたイカルディの代理人ではあるが、どうやら選手本人の決断により、残留に落ち着いた格好となったようだ。
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