Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜F・マリノス、フランス2部ランスからセルビア人DFを獲得

 横浜F・マリノスはフランス2部ランスに所属するセルビア人DFドゥシャン・ツェティノビッチの完全移籍での加入が内定したことを19日、公式サイトで発表した。

 セルビア出身のツェティノビッチは現在29歳。母国セルビアのディナモ・ブラニェやスイスのボーレンなどでプレー。2015年に期限付き移籍でフランス2部ランスに移籍すると、初年度の活躍を評価され、翌シーズンに完全移籍で加入した。

 セルビアの名門クラブであるレッドスター・ベオグラードとパルチザン・ベオグラードなども同選手の獲得に興味を示していたとみられるが、横浜F・マリノスが獲得競争を制し、メディカルチェック後に正式契約を結ぶ運びとなった。

 横浜F・マリノスは今月6日にオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクをレッドスター・ベオグラードへ放出。守備の要として活躍していた前任者の後釜としてツェティノビッチには期待がかかる。

 以下、クラブ公式サイトに掲載された選手コメント。

 「まず初めに、横浜F・マリノスでプレーする機会を与えていただいたことに感謝します。今回の話を聞いたとき、日本に来て素晴らしいクラブでプレーすることに対する迷いはありませんでした。フランスのRCランスでの時間も素晴らしいものでしたが、この新しいチャレンジに対して準備はできています。」

 「Jリーグはフットボールのレベルが高いことで知られています。ワールドカップでの日本の戦いを見て、日本代表が素晴らしいチームだと思いました。ラウンド16で敗退したことはとても残念でしたが、フットボールの質と選手たちのメンタリティにとても感銘を受けました。誠実でとても勤勉で粘り強い日本人選手の特徴は、私の性格と通じるところがあり、Jリーグでプレーすることは私に非常にあっていると思います。」

 「日本のファン・サポーターはコロンビア戦のあと、自分たちの使用したエリアを綺麗な状態に戻すという素晴らしい事例を世界中に示しました。このような光景をフットボールの世界で見たことがありません!これは普通では考えられないことで、日本の偉大なメンタリティを示しました。私は日本が妻と息子にとっても最適な場所であると確信しています。日本の文化に触れることがとても楽しみです。 」

 「横浜F・マリノスでプレーする機会を得られたことをとても誇りに思います。 チームに合流することが楽しみでなりません。フランスのプレシーズンではとてもハードにトレーニングを積んできました。ファン・サポーターの皆さんとスタジアムで会うことを楽しみにしています。私はいまとても素晴らしい気持ちですし、F・マリノスでの新たなスタートを待ちきれません。」