
大会:ロシアワールドカップ
カード:スウェーデン対イングランド
スコア:0-2
イングランド担当医:ペペ土屋( @PPDOLPHINS )
スウェーデン担当医:菊池大将(@yukkenokonoko)
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審

スウェーデンMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし

スウェーデンTHW(ザ・ハード・ワーカー):アンドレアス・グランクビスト
この試合でも高い集中力を発揮して、イングランドのシュートを跳ね返し続けた。大会を通して高いパフォーマンスを発揮した選手の1人。

スウェーデンMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):エミル・フォルスベリ
ハーフスペースを使おうとプレーしていたが、効果的ではなかった。試合を通して運動量の面で貢献したが、結果に結びつくことはなかった。

イングランドMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ハリー・マグワイア
貴重な先制点をゲット。本職の守備でも高さのあるスウェーデンを相手に、一歩も引かずに対抗した。1対1の対応も十分なものだった。

イングランドTHW(ザ・ハード・ワーカー):ジョーダン・ヘンダーソン
セカンドボールをことごとく広い、機を見たスルーパスでビッグチャンスを演出。カウンターのリスクマネージメント、ビルドアップの安定性、全てが高水準だった。

イングランドMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ラヒーム・スターリング
ことごとくチャンスを外した。彼がゴールを決めていればもう少し簡単に試合を運ぶことができたはずだ。ファイナルサードの精度は依然として彼の問題。しかしライン間でボールを受ける動きで攻撃の基点を作った。

スウェーデン監督:ヤン・アンデション
これまでの戦いと同じように4-4-2でイングランド戦に臨んだ。初の3バックの相手との戦いとなったこの試合では両WBの裏のスペースを突く戦い方が目立ったが、これまでの試合で意外にも単純なクロスからの得点はないので、これまでと同じようにミスマッチをカイル・ウォーカーのところで作り出したほうが良かっただろう。1失点目はゾーンディフェンスの弱点をもろに突かれてしまった。2失点目はラインを上げたタイミングでうまくフリーを作られてしまった。ファーサイドへのクロスには視線が途切れるため、苦しんでいた。アドバンテージである高さを活かしきれなかった点に敗因はあるだろう。

イングランド監督:ガレス・サウスゲート
グループステージから変わらない布陣、変わらない人選でこの試合にも挑んだ。4-4-2のコンパクトな守備ブロックを自陣に敷くスウェーデンを相手に、攻撃の糸口をなかなか見つけられずに苦しんだが、得意のセットプレーで先制。それからは、サイドからのクロスにめっぽう強いスウェーデンに対しては、ファーサイドに蹴ることでディフェンダーの目線をずらした。ケインが下がってスターリングが裏を狙う動きで何度かチャンスを作るシーンも。守備ではマグワイアを中心に高さのあるスウェーデンに対して、空中戦で一歩も引かずに跳ね返し続けた。18年ぶりのベスト4進出を決めた。

主審:ビョルン・カイパース
判断基準のしっかりとした判定で正しいジャッジを続けた。しかし前半にはスウェーデンの選手が裏に抜け出したシーンでオンサイドをオフサイドと判定した。それ以外では安心してみていられるレフェリングだった。


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