代表チーム クロアチア代表

クロアチア代表ラキティッチ、イニエスタのロシア戦ベンチスタートに…

 バルセロナのクロアチア代表MFイバン・ラキティッチはかつてクラブで同僚の関係にあったスペイン代表MFアンドレス・イニエスタがロシア戦でベンチスタートとなったことに対して感傷的になっていたことを明かしているようだ。7日、スペイン紙『エル・パイス』がこれを伝えている。

 イニエスタはスペイン代表としてワールドカップ・ロシア大会に臨んでいたものの、日本時間1日深夜に行われたベスト16・ロシア戦では先発メンバーに名を連ねなかった。そしてこの一戦でスペインは1-1のまま120分を戦い終えるとPK戦の末に敗れ、大会を後にしている。

 そのスペインを下してベスト8まで勝ち進んできたロシアと日本時間8日未明にクロアチア代表が対戦する。この一戦の前にラキティッチは同紙のインタビューにて、イニエスタがロシア戦でベンチスタートとなっていたことについて「あの瞬間、僕はフットボールについて何も理解していないように感じた。まるで別のスポーツをやっているかのように思えたよ。おそらくあのポジション(中盤センター)におけるベストプレーヤーであろう彼がベンチに座っていた。その彼の姿に僕は非常に傷ついた」と語り、自身がショックを受けたことを明かしている。

 なおラキティッチはロシアW杯開催期間中にイニエスタとクロアチア代表でチームメイトであるレアル・マドリードのMFルカ・モドリッチの2選手に対して「別の惑星から来た選手だ」というコメントを残すなど、最大級の賛辞を送っている。今大会の優勝候補と謳(うた)われていたスペインがロシアに思わぬ敗退劇を喫していることもあり、ラキティッチのこの一戦にかける思いは特別なものがあるかもしれない。