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U-20インドネシア代表、オランダ出身6選手の帰化手続きを急ぐ

カヤ・サイモンズ 写真:Getty Images

 インドネシアサッカー協会(PSSI)は現在、U-20インドネシア代表の戦力強化のためオランダ出身選手のリクルートに力を入れている。帰化戦略を推進するインドネシア代表は、FIFAワールドカップ・アジア2次予選やアジアカップ、パリ五輪予選でも印象的な活躍を見せておりアジアで存在感を増している。

 インドネシアメディアによると、U-20インドネシア代表のインドラ・シャフリ監督が最近オランダを訪問し、インドネシアにルーツを持つ若手選手たちと面談。代表入りを求めて直接口説いたという。

 面談したとされるのは以下の6選手。

FWイェンス・レイヴン(18)ドルトレヒトU-21所属
MFシャビ・ウードストラ(19歳)SCヘーレンフェーンU-21所属
FWモレスモ・ヒノケ(19)ドルトレヒトU-21所属
DFカヤ・サイモンズ(19)フィテッセU-21所属
DFディオン・マルクス(18)NEC U-21所属
DFサチャ・デイトン(18)デ・トレフェルスU-21所属

 このうち特に将来を嘱望されているのは、世代別オランダ代表(U-15、U-17、U-19)の常連だった左サイドバックのカヤ・サイモンズ。その他、シャビ・ウードストラもU-18オランダ代表の招集歴がある実力者だ。イェンス・レイヴンは代表招集歴こそないが、190cm近い長身を持ち前線のターゲットになることが期待される。

 シャフリ監督は「国内でプレーする選手たちのパフォーマンスを確認した後、U-20代表は国外でプレーするインドネシアにルーツを持つ選手にも広く門戸を開いている。我々の目標は2025年のU-20ワールドカップに出場することだ」とコメントした。なお、U-20インドネシア代表は今年、U-19東南アジア選手権(7月17日~7月31日)とU-20アジアカップ予選(9月21日~9月29日)に出場する。