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ロシアの地におけるサムライブルーの挑戦はベスト16・ベルギー戦での逆転負けという形で幕を下ろした。それとともにここ数年に渡り日本代表をけん引してきた主将・長谷部誠が自身のSNSを通じて引退表明。また3大会連続で大舞台のピッチに立った本田圭佑も代表引退を示唆するコメントを出すなど、今後4年後に向けて大幅な血の入れ替えが行われる様相を呈している。そこで今回はサムライブルーの通算キャップ数ベスト10という形で、日本サッカー史歴史に名を刻んだ10選手を紹介する。
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10位:香川真司(95試合)
ポジション:OMF
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント
ワールドカップ出場経験
・2014年ブラジル大会:3試合出場
・2018年ロシア大会:3試合出場1試合ベンチ
今大会では直前にコンディション面で心配する声が多かったものの、初戦のコロンビア戦をはじめ、バイタルエリアで決定機を演出するためのパスを供給するなど本来のパフォーマンスを発揮することができた。
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8位:中村俊輔(98試合)
ポジション:OMF
所属クラブ:ジュビロ磐田
ワールドカップ出場経験
・2006年ドイツ大会:3試合出場
・2010年南アフリカ大会:1試合出場3試合ベンチ
正確な左脚を武器とする中村俊輔だが、2010年の南アフリカ大会では岡田武史監督のもとで出場機会に恵まれず、そのままサムライブルーのユニフォームを脱ぐ決断を下している。
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8位:本田圭佑(98試合)
ポジション:OMF
所属クラブ:なし
ワールドカップ出場経験
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
・2014年ブラジル大会:3試合出場
・2018年ロシア大会:3試合出場1試合ベンチ
南アフリカ大会・グループステージ最終戦のデンマークにおける無回転FKをはじめ3大会連続でゴールネットを揺らした本田圭佑はロシアW杯を最後に引退を示唆するコメントを残している。
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7位:長友佑都(109試合)
ポジション:SB
所属クラブ:ガラタサライ
ワールドカップ出場経験
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
・2014年ブラジル大会:3試合出場
・2018年ロシア大会:4試合出場
南アフリカ大会での活躍を機にイタリアに舞台を移した長友は今大会も不動の左サイドバックとして安定したパフォーマンスを披露していた。また今夏に8シーズンに渡って過ごしたインテルに別れを告げている。
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6位:中澤佑二(110試合)
ポジション:CB
所属クラブ:横浜Fマリノス
ワールドカップ出場経験
・2006年ドイツ大会:3試合出場
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
サイドからのクロスボールを強靭なフィジカルで何度も跳ねのけた中澤佑二は今でも横浜Fマリノスでスタメンを張り続けており、今シーズンからキャプテンを務めている。
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5位:長谷部誠(114試合)
ポジション:DMF
所属クラブ:アイントラハト・フランクフルト
ワールドカップ出場経験
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
・2014年ブラジル大会:3試合出場
・2018年ロシア大会:4試合出場
中盤センターの一角でキャプテンマークを巻き続け、チームの中核を担っていた長谷部誠だが、ロシアW杯を最後に代表引退を表明している。
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3位:川口能活(116試合)
ポジション:GK
所属クラブ:SC相模原
ワールドカップ出場経験
・1998年フランス大会:3試合出場
・2002年日韓大会:4試合ベンチ
・2006年ドイツ大会:3試合出場
・2010年南アフリカ大会:4試合ベンチ
2002年に楢崎正剛とのポジション争いを演じていた川口能活はドイツ大会のグループステージ第2戦・クロアチア戦でチームを救うPKストップを披露するなど、長年に渡りサムライブルーのゴールマウスを担っていた。
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3位:岡崎慎司(116試合)
ポジション:CF
所属クラブ:レスター・シティ
ワールドカップ出場経験
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
・2014年ブラジル大会:3試合出場
・2018年ロシア大会:3試合出場1試合ベンチ
対戦相手の最終ラインの裏のスペースをとる動きで再三ゴールに迫っていた岡崎慎司だが、今大会はコンディション回復が遅れたこともあり、スーパーサブとしての役割に徹する形となった。
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2位:井原正巳(122試合)
ポジション:CB
所属クラブ:アビスパ福岡(監督)
ワールドカップ出場経験
・1998年フランス大会:3試合出場
現在アビスパ福岡を率いており、かつて「アジアの壁」と称された井原正巳は、1994年のドーハの悲劇を経験した選手のひとりであるとともに、日本サッカー史に名を刻む「W杯初出場」を果たした立役者でもある。
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1位:遠藤保仁(152試合)
ポジション:CMF
所属クラブ:ガンバ大阪
ワールドカップ出場経験
・2006年ドイツ大会:3試合出場
・2010年南アフリカ大会:4試合出場
・2014年ブラジル大会:2試合出場1試合ベンチ
「和製ピルロ」とも称されるほど、中盤から前線へ正確なロングフィードを供給する遠藤保仁は、正式な代表引退は表明していないものの2015年を最後に日本代表に招集されることは無くなっている。
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