
セルビア戦で決勝弾を叩き込んだスイス代表のジェルダン・シャチリ 写真提供:GettyImages
スイス代表のMFジェルダン・シャチリは日本時間23日未明に行われたワールドカップ・ロシア大会・グループステージ第2戦のセルビア戦で見せたゴールパフォーマンスについて言及しているようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。
グループステージ突破を手繰り寄せるためにもこのセルビア戦で勝利が欲しかったスイスは、前半開始早々に先制ゴールを許したものの、52分のアーセナルのMFグラニト・ジャカが同点ゴールを決めると、試合終了直前の90分にシャチリがゴールネットを揺らしている。
ただその直後に同選手が行ったゴールパフォーマンスを巡っては、アルバニアの国旗に描かれている双頭の鷲を連想させるものであり、アルバニアとセルビアが政治面で根深い対立にあることをあえて利用したものであると、周囲からは数多くの批判を受けている。
これに対してシャチリは試合後のインタビューにて「(ゴールパフォーマンスについては)話したくないね。フットボールでは常に感情的であるものだ。僕がとった行動を見ることは誰でもできる。あれは単に感情的になってとった行動だし、ただゴールネットを揺らすことができて幸せだ」と自身のゴールパフォーマンスへの質問に対する言及を避けているようだ。
コソボをルーツに持つシャチリがセルビアについてあまり快く思っていないことが想像に難くないものの、もし今回のゴールパフォーマンスに政治的意味が込められているとするならば、多くのフットボールファンにとって受け入れがたいものであるかもしれない。
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